手足口病の流行について
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手足口病が流行しています!
手足口病とは
千葉県では、令和6年第25週(6月17日から6月23日)における手足口病の定点当たりの患者報告数が「6.87」となり、国が定める警報基準値「5」を上回りました。
手足口病はコクサッキーウイルスやエンテロウイルスによる感染症で、乳幼児を中心に、夏季に流行します。感染経路は飛沫感染や接触感染のほか、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染する)により感染します。
症状
- 感染してから3~5日後に、口の中・手のひら・足底や足背になどに2~3mmの水泡性発疹が出ます。(発疹は1週間~10日程度で自然に消えていきます。)
- 発熱は3分の1にみられますが、38℃以下のことがほとんどで、高熱が続くことは通常ありません。
- 頻度は高くありませんが、髄膜炎・小脳失調症・脳炎などの中枢神経系の合併症や心筋炎・神経原性肺水腫・急性弛緩性麻痺などさまざまな症状が出ることがあります。
- 症状が消えてから1ヶ月以内に、一時的に手足の爪の脱落を伴う症例も報告されていますが、自然に治るとされています。
- 高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐する、頭を痛がる、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が早くて息苦しそう、水分がとれずおしっこが出ない、ぐったりとしてるなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診してください。
予防方法
手足口病のウイルスは、感染者の鼻水や便などの中に含まれています。咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込んだり、手指を介してウイルスが口の中に入ったりすることで感染します。下記のことに注意して、感染予防に努めましょう。
- 流水と石けんで手をよく洗ってください。
- タオルの共用は避けてください。
- 感染した乳幼児のおむつ交換時には、排泄物を適切に処理し、処理後もしっかりと手洗いをしてください。