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あしあと

    マイコプラズマ肺炎が流行しています!

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    • ID:14065

    マイコプラズマ肺炎に注意してください

    感染症発生動向調査によると、全国の基幹定点医療機関当たりの週毎の報告数が、現行の調査手法となった平成11年以降最も多い状況となっています。

    マイコプラズマ肺炎とは

    マイコプラズマ肺炎は、小児や若い人の肺炎の原因として、比較的多いものの一つです。例年、患者として報告されるもののうち約80%は14歳以下ですが、成人の報告もみられます。マイコプラズマ肺炎は1年を通じてみられ、秋冬に増加する傾向があります。

    主な症状

    発熱や全身の倦怠感、頭痛、咳などの症状がみられます。咳は熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴です。感染した人の多くは気管支炎で済み、軽い症状が続きます(一般に、小児の方が軽症で済むといわれています)が、一部の人は肺炎となったり、重症化したりすることもあります。また、5~10%未満の方で、中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などの合併症を併発する症例も報告されています。

    感染経路

    感染した人の咳のしぶき(飛沫)を吸い込んだり(飛沫感染)、感染者と接触したりすること(接触感染)により感染すると言われています。家庭のほか、学校などの施設内でも感染の伝播がみられます。感染してから発症するまでの潜伏期間は長く、2~3週間くらいとされています。

    治療方法

    咳が長引くなどの症状があるときは医療機関を受診しましょう。

    マイコプラズマ肺炎は、マクロライド系などの抗菌薬で治療されます(※)。軽症で済む人が多いですが、重症化した場合には入院して治療が行われます。

    ※成人で、肺炎を伴わない気管支炎であれば、抗菌薬による治療を行わないことが推奨されています。

    予防方法について

    流水とせっけんによる手洗いをしましょう。

    感染した場合は、家族間でもタオルの共用は避けましょう。

    咳がある場合は、マスクを着用するなど「咳エチケット」を守ることを心がけましょう。

    特に、保育施設、幼稚園、学校などの閉鎖施設内や家庭などで感染が広がりやすいので注意が必要です。

    参考