蚊・ダニに刺されないようにしましょう!
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蚊・ダニに刺されてかかる感染症があります

マダニに刺されて日本紅斑熱が発症することがあります
ダニが媒介する感染症のうち、日本紅斑熱については、8月に千葉県内で死亡例が確認されました。
日本紅斑熱は、病原体を保有したマダニからの刺咬によって、感染しますので、特にダニが多く生息する野山、畑、草むら等に出かけるときは次のことに注意しましょう。
(1)長袖、長ズボンなどで肌の露出を少なくし、防虫スプレーを使用する。
(2)直接、草むらや地面に座ったり、衣服を置いたりしない。
(3)帰宅後はすぐに入浴し体についたダニを落とし、新しい衣服に着替える。
※適切な抗菌薬の投与により治療可能ですが、治療が遅れると重症化し、死亡することもあります。
症状がある場合は速やかに医療機関を受診しましょう。

日本紅斑熱とは
<感染経路>
・この病気を媒介するマダニは広く生息し、発生地域は主に太平洋側の温暖な地域に限局。
春から秋の長い間、注意が必要。
・人から人への感染はない。
<病原体>
・リッケチア・ジャポニカという病原微生物
<潜伏期間>
・2~10日
<症状>
・主要な症状は高熱、発疹、刺し口
<治療>
・テトラサイクリン系の抗菌薬
<予防>
・ワクチンはなくダニの刺咬を防ぐことが重要
【参考】
感染症予防のための情報提供について(千葉県ホームページ)
https://www.pref.chiba.lg.jp/shippei/press/2020/nihonkouhannetsu20200815.html
ダニ媒介感染症について(千葉県ホームページ)
https://www.pref.chiba.lg.jp/shippei/kansenshou/tick.html

蚊に刺されてデング熱を発症することがあります

デング熱とは
・デングウイルスが感染しておこる急性の熱性感染症です。
ウイルスに感染した患者を蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が他者を吸血することで感染します。
ヒトからヒトに直接感染するような病気ではありません。
<症状>
・発熱、発疹、頭痛、筋肉痛など。まれに重症化することがありますが、通常は、発症後、2~7日で解熱します。
<予防策>
・屋外の蚊が多くいる場所で活動する場合は、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、蚊に刺されないように注意してください。
・蚊に刺されて発熱等の症状がある場合は、医療機関を受診してください。
【参考】
蚊媒介感染症(厚生労働省ホームページ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164483.html