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あしあと

    市長とのふれあいミーティング(第29回:大網病院)

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    • [更新日:]
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    ふれあいミーティングとは

     市では、市民や各種公益団体、事業者等、幅広い分野に携わる多くの方々と自由な意見交換を行うことで「未来に向けてみんなでつくろう! 住みたい・住み続けたいまち」に向けた今後の市政運営への参考とするため、ふれあいミーティングを開催しています。

    第29回対談(大網病院)

    大網病院の安蒜先生(右)と岡田先生(中)

    29回目は、大網病院の安蒜院長(以下「安蒜先生」)と、大網病院の総合診療科の総合診療専門医(家庭医療専門医)として総合診療外来を担当されている亀田ファミリークリニック館山の岡田院長(以下「岡田先生」)にお話を伺いました。

    (市長)

     令和6年10月末から大網病院に開設の「総合診療科」は、どの診療科を受診したらよいかを自分自身で判断するのが難しい患者さんや、複数のさまざまな症状に悩まされている患者さんが、受診される外来ということですね。

    (岡田先生)

     総合診療科の医師は、多岐にわたる分野を担当して総合的に診察するものです。例えて説明すると、皆さんは全ての買い物を専門店でするわけではなく、日常的な買い物にコンビニエンスストアを利用されていると思います。総合診療科は医療においてそのようなイメージです。

    (市長)

     総合診療科の需要は、今後さらに高まるでしょうか。

    (岡田先生)

     そうですね、総合診療に対する患者さんからの需要は昔からあり、今後更に高まってくると考えられます。医師の総合診療の研修希望も多く、私が院長を務めるクリニックには全国から多くの医師が研修に来ています。

    (安蒜先生)

     これからの時代において総合診療の需要は増大していくと考えられ、大網病院でも今まさにスタートを切ったところです。各領域の専門医も必要なのはもちろんですが、家庭医療医やプライマリ・ケア医ともいわれる総合診療医が地域に増えると、地域住民の健康度が一層向上します。

    (市長)

     大網病院として、地域医療の充実に向け、器具などの準備を含め、総合診療科の体制を整えているところですね。

    (安蒜先生)

     引き続き整備を進めていきます。総合診療科の開設によって、今まで当院では実施できなかった子宮頸がん検診や小児のワクチン接種などが可能になるなど、特に婦人科系について、市外の医療機関を紹介していたものを当院で実施できる仕組みになります。

    (岡田先生)

     自治体内完結率という言葉があります。その地域の住民が自治体内にある医療機関を受診する割合のことですが、住民が他自治体の医療機関を受診すると保険料が自治体外に出て行ってしまうことを踏まえると、住民の自治体内での受診率を引き上げることは、その自治体の財政運営において大変重要であるといえます。

    (安蒜先生)

     今、自治体内完結率を過去より上昇させるために、その体制づくりを岡田先生と共に推進しているところです。令和7年1月からは専攻医が常勤で診療に当たられますので、そういった先生方とも一緒に取り組んでいきたいと思っています。

    (市長)

     先生方のお話を伺い、大変心強く感じます。

    (安蒜先生)

     総合診療科の開設について、大網病院のホームページでの周知のほか、地域の開業医の先生に案内を行ったところ、取り組みに賛同する声を得られました。

    (岡田先生)

     これから総合診療科を継続していくためには、自治体行政の理解と協力も不可欠です。

    (市長)

     市として、住民の健康維持のため、しっかりとサポートしていきます。

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    大網白里市秘書広報課秘書広報班

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