市長とのふれあいミーティング(第20回:永田獅子旭連)
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ふれあいミーティングとは
市では、市民や各種公益団体、事業者等、幅広い分野に携わる多くの方々と自由な意見交換を行うことで「未来に向けてみんなでつくろう! 住みたい・住み続けたいまち」に向けた今後の市政運営への参考とするため、ふれあいミーティングを開催しています。
第20回対談(永田獅子旭連)
永田獅子旭連の皆さん
20回目は、 無形文化財である獅子舞を後世に伝えるべく活動している、「永田獅子旭連」の皆さんにお話を伺いました。
※「永田獅子旭連」以下「旭連」
(市 長)
「永田旭連の獅子舞」の歴史について教えていただけますか。
(旭 連)
獅子舞は江戸初期の慶長年間に茂原市萱場より伝わり、神社の落慶式で、公に初めて披露されたのが1700年(元禄13年)であったとされます。忠臣蔵の討ち入りが元禄15年ですから、それより2年早いことになります。
(市 長)
どんなときに舞を披露されるのですか。
(旭 連)
年に2回、春祭りと秋祭りで披露しています。矢口神社に奉納後、光昌寺などで集まった区民にお祓いの舞をします。
(市 長)
獅子舞を披露されているのは、どんなメンバーですか。
(旭 連)
現在、19名います。永田3・4区の人が多いですが、数名、他の地区から来てくれています。平均して60歳代が多いですね。
(市 長)
体がきつくてやめる方もいるのですか。
(旭 連)
そうなってしまいますね。獅子頭は手で支えるのでなく、口でくわえて踊るので大変です。後ろで支えるのも手を上げっぱなしですし、振り袖で正座をしたり、暴れ獅子の場合は動きも激しいので、若い人でないとなかなかきついですね。
(市 長)
引き継いでいくのもご苦労が多いですか。
(旭 連)
獅子舞をやっていることを知らない子どもも多いんですよね。今、瑞穂小学校の獅子舞クラブで活動していてますが、子どものときに知っていると、大人になってから戻ってきてくれるかもしれないですね。
(市 長)
子どもたちだけの獅子舞も見てみたいですね。将来に向けて、どのような活動をしていかれるのですか。また、市民の方に伝えたいことはありますか。
(旭 連)
地域の平和や疫病退散、収穫のお祝いといった、獅子舞の本来の意義を思い返さないといけないと思います。本来の目的がぼやけていては、残そうとしてもうまくいかないと思います。
市民の皆さんには、デジタル博物館などをきっかけに伝統を知っていただいた上で、実際にやっているものも見ていただきたいし、披露する機会を作っていただければと思います。