市長とのふれあいミーティング(第17回:エール飯プロジェクトチーム)
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ふれあいミーティングとは
市では、市民や各種公益団体、事業者等、幅広い分野に携わる多くの方々と自由な意見交換を行うことで「未来に向けてみんなでつくろう! 住みたい・住み続けたいまち」に向けた今後の市政運営への参考とするため、ふれあいミーティングを開催しています。
第17回対談(エール飯プロジェクトチーム)
エール飯プロジェクトチームの皆さん
17回目は、 市内飲食店を支援する「エール飯」を主催している「エール飯プロジェクトチーム」の皆さんにお話を伺いました。
※「エール飯プロジェクトチーム」以下「エール飯」
(市 長)
新型コロナウイルスの影響が広がる中、市内の飲食店を元気づけようと「エール飯プロジェクト」が始まったと伺っていますが、始まるまでにどんな道のりがあったのでしょうか。
(エール飯)
SNSを利用して飲食店を支援する「エール飯」は、大分県別府市が発祥です。
新型コロナウイルスの影響で、苦境に陥っている飲食店のために何かできないか考えていたところ、資金面での支援は難しくても、頑張っている飲食店に「応援している」というメッセージを送るだけでも違うのではないかと考えました。
ちょうど、さわやかサービス会会員のPRと飲食店のPRを入れた広告を作ろうとしていましたが、紙面での広報は一過性のものです。Webと両方でやったほうが持続性もあると考えていたところ、ちょうどインターネットで「エール飯」の取り組みを見付けて、これなら本市でもできるのではないかと提案しました。
その後、商工会で「エール飯」の参加店舗を取りまとめてもらいました。
この取り組みは、飲食店と飲食店を利用した人がSNSで「#大網白里エール飯」を入れて発信することで広がり、若者も参加しやすいのが魅力だと思います。
(市 長)
普段から経営者を助ける取り組みをされていますが、そうしたアンテナを張っていたお陰ですね。
「エール飯」の参加店舗や利用した方の反応はどうですか。
(エール飯)
通常の顧客以外で、遠方から来ていただいた例もあるようです。お店に行った方が発信してくれることで、たくさんの人が情報につながるという、SNSの力が発揮されたのではないかと思います。これをきっかけに、新たにSNSを始めた飲食店もあるようです。「(市のキャラクター)マリン」のツイッターでも「エール飯」の取り組みを取り上げてもらったところ、反応が大きかったので、やはり注目度のある人につながるのが大切だと感じます。
(市 長)
何か課題はありますか。
(エール飯)
飲食店経営者の中には高齢の方もいて、どうしても発信力が鈍ってしまう。その役割をお客さんが担ってくれればいいと思うのですが、今の段階ではなかなかそこまで結びついていません。発信することのメリットがまだ十分に浸透していないと感じています。
(市 長)
今後も新型コロナウイルスの影響が続く中で、どのような事業展開を考えていますか。
(エール飯)
「エール飯」はテイクアウトに限ったものだと思われている方も多く、お店が営業を再開してからは、発信が少なくなってしまっています。再開した後でも、お店の感染防止の取り組みや、実際にお店で食べた感想を発信していただきたいと思っています。感染防止のため、あまりたくさんの人に来てほしくないというお店もあるかもしれませんが、できるお店から積極的に取り組んでほしいと思います。
(市 長)
今までの生活をガラッと変えなくてはいけない状況になっている中で、今後はどのような変化があると思いますか。
(エール飯)
今、テイクアウトがはやっていますが、テイクアウトは店内での飲食よりも敷居を下げて、安価で提供することで普段来ないお客さんを呼び込むこともできます。また、SNSでの発信は世界規模になる一方、利用する人は感染防止のため、行動範囲が狭くなっているので、今まで遠くに行っていた買い物や飲食を地元でするようになる。これをチャンスに、ぜひこの取り組みをうまく利用してほしいと思います。
(市 長)
変化をチャンスにつなげることが大切ですね。