ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん等予防)ワクチン接種について
- [公開日:]
- [更新日:]
- ID:12797
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん等予防)ワクチンの定期接種について
ヒトパピローマウイルス感染症は、子宮頸(しきゅうけい)がんなどの原因となるウイルスです。このウイルスによる感染の一部を防ぎ、子宮頸がんなどを予防するための方法として、予防接種を受けることができます。
平成25年より積極的勧奨を控えていましたが、ワクチンの副反応のリスクより子宮頸がんに罹患するリスクを避ける有効性の方が高いと専門医が判断したことから、令和4年度より積極的に勧奨することになりました。予防接種法による定期予防接種として無料で受けられるのは、小学6年生~高校1年生相当(16歳)の女子です。
3回の接種完了までに約6か月の期間が必要となります。接種を希望する方は問い合わせください。
すでに自費で接種を受けた方(平成9年度~平成17年度生まれの女性)は、接種費用の助成を受けられます。詳細はこちらをご覧ください。(別ウインドウで開く)
接種は強制ではありません。リーフレット等を参考に、ワクチンの有効性や副反応等について、医師とよく相談し、検討してください。
ヒトパピローマウイルス感染症とは
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。
子宮頸がんは、子宮頸部(しきゅうけいぶ)と呼ばれる子宮の入り口に発生するがんです。原因のヒトパピローマウイルスに感染しても多くの場合は自然に排除されますが、まれに長期間感染が持続し、ごく一部で数年から数十年かけて前がん病変を経て子宮頸がんを発症します。
【予防接種の効果】
ヒトパピローマウイルス感染症予防接種は、いくつかの発がん性ヒトパピローマウイルス感染症のうち、子宮頸がんから多く見つかる発がん性ヒトパピローマウイルス16型や18型等から感染を防ぐことができます。ワクチンのうち、サーバリックスおよびガーダシルは、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。シルガード9は、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
ヒトパピローマウイルス感染症予防接種は、まだ感染したことのない人には有効です。性交渉により感染するので、性交渉を始める前に予防接種を受けることが必要です。すでに感染している発がん性ヒトパピローマウイルス感染症には効果がありません。
発がん性ヒトパピローマウイルスに感染する可能性が低い、10代前半にヒトパピローマウイルス感染症予防接種を接種することにより、発がん性ヒトパピローマウイルス感染を効果的に予防することができます。
ただし、ワクチン接種ですべての発がん性ヒトパピローマウイルス感染症を予防できるわけではないので、20歳を過ぎたら、定期的な子宮がん検診を受けることが大切です。
<参照:厚生労働省ホームページ>
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html
接種対象者
小学6年生~高校1年生(16歳)相当女子(16歳の3月31日まで)
☆定期予防接種としての標準接種年齢:中学1年生相当女子
接種できる場所
大網白里市内および千葉県内の協力医療機関 「千葉県内定期予防接種の相互乗り入れ事業協力医療機関(別ウインドウで開く)」
※接種の予約は各医療機関に直接ご連絡ください。
接種には、予診票が必要となります。電子申請または、電話(健康増進課:0475-72-8321)でお申し込みください。
| 医療機関名 | 電話番号 | サーバリックス | ガーダシル | シルガード9 |
|---|---|---|---|---|
| うじはらクリニック | 0475-73-3320 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 佐久間医院 | 0475-72-0638 | 〇 | ||
| 鈴木クリニック | 0475-71-2033 | 〇 | 〇 | 〇 |
| のなKids‘クリニック | 0475-71-3223 | 〇 | ||
| 橋本医院 | 0475-72-0134 | 〇 | 〇 | 〇 |
| はにや内科 | 0475-70-1500 | 〇 | ||
| ふるがき糖尿病循環器クリニック | 0475-70-0801 | 〇 | ||
| ますほ内科クリニック | 0475-70-8800 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 市立国保大網病院 | 0475-72-1121 | 〇 |
ワクチン接種間隔
ワクチン3種類からお選びください。
サーバリックス(2価ワクチン):70%の子宮頸がん(16、18型)などのヒトパピローマウイルス感染症の予防ワクチン
ガーダシル(4価ワクチン):70%の子宮頸がん・肛門がん (16、18型) 、尖圭コンジローマ(6、11型) などのヒトパピローマウイルス感染症の予防ワクチン
シルガード9(9価ワクチン):90%の子宮頸がん(16、18、31、33、45、52、58型)、尖圭コンジローマ(6型、11型) などのヒトパピローマウイルス感染症の予防ワクチン
ワクチン名 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
|---|---|---|---|
サーバリックス | 0ヵ月 | 1ヵ月後 | 1回目から6ヵ月後 |
0ヵ月 | 1か月後以上 | 1回目から5か月以上かつ、2回目から2カ月半以上の間隔をおく | |
ガーダシル | 0ヵ月 | 2ヵ月後 | 1回目から6ヵ月後(2回目から3か月以上の間隔をおく) |
0ヵ月 | 1か月後以上 | 2回目から3か月以上の間隔をおく | |
シルガード9 | 0ヵ月 | 2ヵ月後 | 1回目から6ヵ月後(2回目から3か月以上の間隔をおく) |
0ヵ月 | 1か月後以上 | 2回目から3か月以上の間隔をおく |
☆十分な予防効果を得るため、3回の接種が必要です。3回の接種が完了するまで6か月を要します。(3回の接種を1年以内に終了することが望ましいです)
シルガード9は、小学6年生~14才の女子は2回接種が可能です
1回目 | 2回目 | 注意事項 | |
|---|---|---|---|
シルガード9 | 0か月 | 6カ月後(最低5か月以上) | 5か月未満で2回目を接種した場合は3回接種となります。 15歳になるまでに1回目の接種を行えば2回での接種完了が可能 |
接種にあたっての注意事項
副反応
主な副反応は、接種部位の痛み、発赤、腫れです。他に発熱、頭痛、胃腸障害、筋肉・関節の痛みなどの全身反応もあります。まれですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)※1が起こることがあります。
| サーバリックス | ガーダシル | シルガード9 | |
|---|---|---|---|
| 50%以上 | 接種部位の疼痛、発赤、腫脹、疲労 | 接種部位の疼痛 | 接種部位の疼痛 |
| 10~50%未満 | 掻痒(かゆみ)、腹痛、筋痛、関節痛、頭痛など | 接種部位の紅斑、腫脹 | 接種部位の腫脹、紅斑、頭痛 |
| 1~10%未満 | じんましん、めまい、発熱など | 頭痛、接種部位のそう痒感、発熱 | 浮動性めまい、悪心、下痢、接種部位のそう痒感、発熱、 疲労、接種部位の内出血など |
| 1%未満 | 接種部位の知覚異常、感覚鈍麻、全身の脱力 | 下痢、腹痛、四肢痛、筋骨格硬直、 接種部位の硬結、接種部位の出血、不快感、倦怠感など | 嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、接種部位の出血、接種部位の血腫、 倦怠感、接種部位の硬結など |
| 頻度不明 | 四肢痛、失神、リンパ節症など | 失神、嘔吐、関節痛、筋肉痛、疲労など | 感覚鈍麻、失神、四肢痛など |
因果関係があるかどうかわからないものや、接種後短期間で回復した症状をふくめて、 HPVワクチン接種後に生じた症状として報告があったのは、 接種1万人あたり、サーバリックスまたはガーダシルでは約9人、シルガード9では約3人です※2。 このうち、報告した医師や企業が重篤※3と判断した人は、 接種1万人あたり、サーバリックスまたはガーダシルでは約5人、シルガード9では約2人です※2。
※1 重い症状 【重大な副反応 】
頻度不明ではありますが、過敏症反応(アナフィラキシー、気管支痙攣、蕁麻疹等)、ギラン・バレー症候群、血小板減少性紫斑病、 急性散在性脳脊髄炎(ADEM)等が、まれに起こることもあります。
※2 HPVワクチン接種後に生じた症状として報告があった数(副反応疑い報告制度における報告数)は、企業からの報告では販売開始から、医療機関からの報告では平成22(2010)年11月26日から、令和6(2024)年9月末時点までの報告の合計。出荷数量より推計した接種者数(サーバリックスおよびガーダシルは422万人、シルガード9は177.2万人)を分母として1万人あたりの頻度を算出。
※3 重篤な症状には、入院相当以上の症状などがふくまれていますが、報告した医師や企業の判断によるため、必ずしも重篤でないものも重篤として報告されることがあります。
【接種にあたっての注意事項】
予防接種の実施においては、体調の良い日に行うことが原則です。
お子様の健康状態が良好でない場合には、かかりつけ医等に相談の上、接種するか否かを決めてください。
また、以下の場合には予防接種を受けることができません。
1.明らかに発熱(通常37.5度以上)がある場合
2.重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな場合
3.受けるべき予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを起こしたことがある場合
4.明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する場合及び免疫抑制をきたす治療を受けている場合
5.現在、妊娠している場合
6.その他、医師が不適当な状態と判断した場合
【予防接種を受けた後の一般的な注意事項】
1.予防接種を受けた後30分間は、医療機関でお子様の様子を観察するか、医師とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。急な副反応がこの間に起こることがあります。
2.接種後、1週間は副反応の出現に注意しましょう。
3.接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種部位をこするのはやめましょう。
4.接種当日は、激しい運動は避けましょう。
5.接種後、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
【予防接種による健康被害救済制度について】
予防接種法に基づく定期の予防接種によって、引き起こされた重篤な副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障害を残すなどの健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく補償を受けることができます。
健康被害の程度等に応じて、医療費、医療手当、障害児養育年金、死亡一時金、葬祭料の区分があり、法律で定められられた金額が支給されます。
死亡一時金、葬祭料以外については、治療が終了する、または障害が治癒する期間まで支給されます。
ただし、その健康被害が予防接種・感染症医療・法律等、各分野の専門家からなる国の審査会にて審議し、予防接種によるものと認定された場合に補償を受けることができます。