令和6年度実施 住民協働事業成果報告書
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令和6年度に実施した住民協働事業の結果や成果をまとめた報告書です。

住民協働事業審査会 講評
住民協働事業審査会による講評
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住民協働事業審査会長 全体講評
本取り組みについて、難しいところは多いと思うが、根気強く続けていくこと、地域住民の方に必要だと思って貰えるようなプロセスや場づくりが大事になってくる。いきなり取り組みを始めるのではなく、現状、どのように情報発信・情報共有しているのか、どのような世代が、自治会にどのくらい関わっているのかいないのか、これらを丁寧に洗い出していくとデジタル化の必要性が見えてくるので、地域や自分たちの現状を洗い出すという作業を優先させてやってみて欲しい。
この洗い出し作業は、本取り組みに限らず、今後の地域活動を考える上でも必ず経るべきプロセスだと考える。この地域活動の活性化については、近年、さまざまな考え方、スキルが開発され、いろいろな取り組み・事業が全国的に始まっているところであり先行事例がどんどん出てきているが、それをただ真似しようとして自分たちに合わないことを無理矢理進めてしまうことで、現場の感覚・実態とずれが生じてしまい、旗振り役が空回りしてしまうという状況に陥りやすい。そのため、やりたいことや活動内容を一方的に投げかけるだけではなく、何ができていて何ができないのか、活動団体ごとにまずは現状の洗い出しを行うことから始めることを勧めている。的確に現場の状況を踏まえて、できているところは伸ばし、できていないところをどのように解決していくかを地域ぐるみで考えていく場を作っていくのが、今後地域活動を進めていく上で重要なことだと考える。
行政側への提案となるが、地域活動見直し月間のようなものを作って、みんなで話し合える場を作っていくというのをやってみるのも良いと思う。そういった中で、活動団体が今何をしなければならないかを把握したり、団体同士の協力体制・横の繋がりを作ったり、そのために障壁となる問題点を洗い出すことができたりしていくのではないか。
デジタル化の話に戻るが、リアルなコミュニティでの情報の洗い出しというのが、地域活動の活性化に対するさまざまな手法・技術の活用にあたって非常に有効となってくるので、そのプロセスや場づくりといった部分を重視して貰いたい。また、吉田代表においては、区長会長という立場でもあるので、是非音頭を取って大網白里市の自治会の現状の洗い出しを行い、それを中学生に評価してもらうなど、普段とは違った目線でアプローチすることにも挑戦してみて欲しい。そういった外の目線を取り入れていくのも今後の地域活動の活性化に問われてくる部分であると考える。