RSウイルス母子免疫ワクチンの定期接種について
- [公開日:]
- [更新日:]
- ID:15053
RSウイルス母子免疫ワクチンが定期接種に導入されました
令和8年4月1日から、RSウイルス母子免疫ワクチンの定期接種が始まりました。
対象の妊娠週数以外の接種及び令和8年3月以前に受けた接種は、任意接種(全額自己負担)になりますのでご注意ください。
RSウイルス感染症とは
RSウイルスは特に乳児や高齢者に呼吸器症状を引き起こすウイルスで、1歳までに50%以上、2歳までにほぼ100%の乳幼児が、少なくとも1度は感染するとされています。2~8日間の潜伏期の後、発熱・鼻汁・咳などの症状が数日続き、場合によっては、気管支炎や肺炎などの下気道症状が出現します。初めて感染した乳幼児の約7割は軽症で数日のうち軽快しますが、約3割は咳が悪化し、喘鳴(ゼーゼーと呼吸しにくくなること)や呼吸困難、さらに細気管支炎の症状が出るなど重症化することがあります。
2010年代には、生後24か月未満の乳幼児における年間のRSウイルス感染症発生数は12万人~18万人であり、3万~5万人が入院を必要としたとされており、入院例の約7%が、何らかの人工換気を必要としたとする報告もあります。
RSウイルスの流行には季節性があり、新型コロナウイルスの流行以前は秋冬に流行が見られましたが、近年は夏に流行がみられています。接触・飛沫感染により伝播するため、手洗いなどの基本的な感染対策が有効です。治療は症状に応じた治療(対処療法)が中心で、重症化した場合には酸素投与・点滴・呼吸管理などを行います。
RSウイルス母子免疫ワクチンとは
生まれたばかりの乳児は免疫の機能が未熟であり、自力で十分な量の抗体をつくることができないとされています。母子免疫ワクチンとは、妊婦が接種すると、母体内で作られた抗体が胎盤を通じて胎児に移行し、生まれた乳児が出生時から病原体に対する予防効果を得ることができるワクチンです。
RSウイルス感染症に対する母子免疫ワクチンとして、組換えRSウイルスワクチン(ファイザー社のアブリスボ)があります。重症化を防ぐ効果としては、生後90日までに約80%、生後180日までに約70%とされています。
| 接種回数 | 妊娠ごとに1回 |
|---|---|
| 接種スケジュール | 妊娠28週0日から36週6日までの間に1回接種 |
| 注意が必要な方 |
|
| 不適当者 |
|
ワクチンの安全性
ワクチンの接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、ショック・アナフィラキシーがみられることがあります。
また、ワクチン接種による妊娠高血圧症候群の発症リスクに関して、薬事承認において用いられた臨床試験では、妊娠高血圧の発症リスクは増加しませんでした。海外における一部の報告では、妊娠高血圧症候群の発症リスクが増加したという報告もあるものの、交絡因子等の影響の可能性があることから解釈に注意が必要であるとされています。
| 発現割合 | 主な副反応(ワクチンを接種した部位の症状) |
|---|---|
| 10%以上 | 疼痛(40.6%)、頭痛(31.0%)、筋肉痛(26.5%) |
| 10%未満 | 紅斑、腫脹 |
| 頻度不明 | 発疹、蕁麻疹 |
定期接種の詳細
対象者
接種日に大網白里市に住民登録があり、令和8年4月1日以降に妊娠28週0日から36週6日までの間にある方
※出生の14日前までに接種をすることで、抗体が赤ちゃんに移行するとされています。妊娠38週6日までに出産を予定されている方は、主治医にご相談の上、接種時期をご検討ください。
早見表(参考)
予定日から見る接種期間表この早見表は予定日から考えた接種可能な期間を示しています。妊娠の経過により予定日が前後する場合など、接種可能な期間が変わってくる可能性もありますので、詳細はかかりつけ医にご確認ください。
開始時期
令和8年4月1日(水曜日)~
料金
無料
※令和8年3月31日以前に接種された方は、定期接種の対象外となりますので、ご注意ください。
※償還払い制度などを利用して接種を行った場合、一部自己負担が発生する可能性があります。
使用ワクチン
組換えRSウイルスワクチン(商品名:アブリスボ)
接種回数
妊娠ごとに1回
予診票
下記の予定で予診票はお渡しいたします。ご転入をされた方など、本市の予診票をお持ちでない方は問い合わせてください。
令和8年3月31日までに母子健康手帳を窓口で発行された方
順次、個別通知で送付いたします。送付時期については、下記の表をご確認ください。(下記発送時期よりも早めに予診票をご希望の方は、問い合わせてください。)
| 出産予定日 | 発送時期 |
|---|---|
| 令和8年4月23日~6月30日 | 2月26日発送済み |
| 令和8年7月1日~7月31日 | 3月11日発送済み |
| 令和8年8月1日~8月31日 | 4月中旬ごろ |
| 令和8年9月1日~9月30日 | 5月中旬ごろ |
| 令和8年10月1日~10月31日 | 6月中旬ごろ |
| 令和8年11月1日~11月30日 | 7月中旬ごろ |
| 令和8年12月1日~12月31日 | 8月中旬ごろ |
令和8年4月1日以降に母子健康手帳を窓口で発行された方
母子健康手帳を健康増進課窓口で発行した際、お渡ししたセットに同封されています。
持ち物
- 予診票 (お持ちでない方はコチラ(別ウインドウで開く))
- 妊娠中の赤ちゃんの母子健康手帳
- 本人確認書類(マイナ保険証など)
接種場所
下記①~③のいずれかの医療機関で個別接種
① 市内協力医療機関
| 医療機関名 | 住所 | 電話番号(市外局番0475) |
|---|---|---|
| うじはらクリニック | みやこ野1-2-1 | 73-3320 |
| 鈴木クリニック | 四天木乙2827-21 | 71-2033 |
| ますほ内科クリニック | 北飯塚345-1 | 70-8800 |
② 千葉県内の市外医療機関
千葉県内にある市外医療機関で、千葉県医師会が実施する定期予防接種相互乗り入れ制度に加入している医療機関で接種することができます。
医療機関の詳細は、千葉県医師会ホームページ(別ウインドウで開く)をご覧いただくか、健康増進課に問い合わせてください。
③ ①または②に属さない医療機関
上記①または②に属さない医療機関で接種をご希望の場合は、コチラ(別ウインドウで開く)をご覧ください。(リンク先の「個別契約」または「償還払い」の方法をご参照ください。)