北海道・三陸沖後発地震注意情報について
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北海道・三陸沖後発地震注意情報とは
日本海溝・千島海溝沿いの領域では、モーメントマグニチュード(Mw)7クラスの地震が発生した後に、更に大きなMw8クラス以上の大規模な地震が発生した事例なども確認されており(下図前例①及び前例②)、今後も同様の事象が発生する可能性があります。
実際に後発地震が発生する確率は、世界の事例を踏まえても100回に1回程度と低いものの、発生した場合には北海道から千葉県にかけての広い範囲で甚大な被害が想定されます。
巨大地震が発生した際の甚大な被害を少しでも軽減するため、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震の想定震源域とその周辺でMw7以上の地震が発生した場合には、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発信し、大地震の発生可能性がが平時よりも相対的に高まっているとして、後発地震への注意を促すこととなりました。
情報が発信された際には、北海道から千葉県にかけての太平洋側で、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震で強い揺れや高い津波が想定される地域にお住まいの方は、後発地震の発生に備えた防災対応をとりましょう。
情報発信の対象エリアについて
日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震で震度6弱以上、津波高3m以上が想定される地域が対象となります。
千葉県では14市町村が対象であり、大網白里市も対象となっています。
情報の発信について
「北海道・三陸沖後発地震注意情報」は、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震の想定震源域とそれに影響を与える外側のエリアでMw7以上の地震(先発地震)が発生した場合に発信されます。
後発地震注意情報が発信されたときの防災対応について
・先発地震も含め、突発的に地震が発生した場合を想定し、日頃から地震への備え(事前防災対策)を徹底しましょう。
・「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発信された場合は、地震への備えを再確認し、1週間程度、平時よりも巨大地震の発生に注意し、地震への備えを徹底しましょう。
具体的には、家具の固定や安全な避難場所・避難経路の確認などの、日頃からの地震への備えの再確認に加え、すぐに逃げられる服装での就寝や、非常持出品を常に携帯しておくなど、揺れを感じたり、津波警報が発表されたりした際に、直ちに津波から避難できる体制の準備しましょう。
また、先発地震の被害状況に応じて、揺れによる倒壊や土砂災害等のリスクから身の安全を確保する備えをしましょう。