市長とのふれあいミーティング(第10回:NPO法人「ジョブファーム」)
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ふれあいミーティングとは
市では、市民や各種公益団体、事業者等、幅広い分野に携わる多くの方々と自由な意見交換を行うことで「未来に向けてみんなでつくろう! 住みたい・住み続けたいまち」に向けた今後の市政運営への参考とするため、ふれあいミーティングを開催しています。
第10回対談(NPO法人「ジョブファーム」)
NPO法人「ジョブファーム」の皆さん
10回目は、農作業を通じた障がい者への就労支援に取組むNPO法人「ジョブファーム」の高橋代表と働いている皆さんに話を伺いました。
※NPO法人「ジョブファーム」以下「ジョブファーム」
(市 長)
ジョブファームで働きたいと思ったきっかけは。
(ジョブファーム)
前の職場は、ほとんどが室内での作業で何か物足りなさを感じていました。以前から農業に興味を持っていましたが、ジョブファームは農作業が主な仕事と聞き、外で体を動かし規則正しい生活を送ることができると思いました。
(市 長)
その農作業ですが、市の特産品のイチゴ「真紅の美鈴」を栽培されていますが、栽培するうえで気を付けていることなどがあれば教えてください。
(ジョブファーム)
「真紅の美鈴」は、市のふるさと納税謝礼品に採用され、日本全国に私たちが栽培したイチゴを発送しています。イチゴが傷まないように収穫するのは大変な作業です。また、イチゴの苗も決められた間隔で植えなければなりません。慎重な作業が求められますが、同時にプライドを持ってやれる仕事だと思っています。
(市 長)
「真紅の美鈴」は、本当に甘くておいしいですね。1人でも多くの方に食べていただきたいです。イチゴのほかには、どのようなものを栽培していますか。
(ジョブファーム)
自然派日本酒「幸SACHI」の原料となる酒米「五百万石」や「ハマボウフウ」などの栽培をしています。栽培のほかに、地域に役立つ請負作業「農福・地福連携」をしています。
(市 長)
「農福・地福連携」とは、なんですか。
(ジョブファーム)
「農福」とは農業と福祉の連携、「地福」とは地域と福祉の連携を意味しています。農家の高齢化・後継者不足は、市内でも深刻な問題となっています。農家で人手が必要な時に、私たちがお手伝いをさせていただいています。草取りから収穫まで何でもやります。
(市 長)
農家の方々も助かりますね。地域と福祉の連携を図る仕組みづくりは、今後、重要であると考えています。皆さんが栽培している品々について、市がお手伝いできることがあれば。
(ジョブファーム)
私たちがいま必要としているのは、消費者の方々へのPRです。「幸SACHI」は、2020年に行われる東京オリンピックで、外国の方々がお土産として購入してくれることを目標にしています。オリンピックは、障がいを持つ私たちが創設した品が、多くの方々に知っていただける絶好の場になると思います。
(市 長)
皆さんの熱い思いを感じます。市としても、ホームページや広報紙への掲載、報道等への情報提供、県外でのキャンペーンなど本市の魅力発信と併せ紹介したいと思います。最後になりますが、本市の魅力は、どんなところだと思いますか。
(ジョブファーム)
大網白里市の魅力は、農作物を育てやすい温暖な気候です。また、特産品を創設するうえでは、都内に近い、交通の便が良い、空港が近いなど、立地条件に恵まれているところだと思います。
(市 長)
温暖な気候は、人も住みやすく良い環境だと思います。現在、工事中のスマートインターチェンジが完成すれば、より一層交通の便も良くなり、本市を訪れてくれる方々が増えると思います。今後、市の魅力をPRするにあたり新たな特産品創設の際には、皆さんからの貴重なご意見をお願いします。