市長とのふれあいミーティング(第14回:社会福祉法人 翡翠会)
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ふれあいミーティングとは
市では、市民や各種公益団体、事業者等、幅広い分野に携わる多くの方々と自由な意見交換を行うことで「未来に向けてみんなでつくろう! 住みたい・住み続けたいまち」に向けた今後の市政運営への参考とするため、ふれあいミーティングを開催しています。
第14回対談(社会福祉法人 翡翠会)
社会福祉法人 翡翠会の皆さん
14回目は、市と協働で「認知症カフェ」や「子ども食堂」を行っている社会福祉法人 翡翠会の皆さんにお話を伺いました。
※「社会福祉法人 翡翠会」以下「翡翠会」
(市長)
認知症カフェや子ども食堂を開催しようと思ったきっかけは何ですか。
(翡翠会)
私たちの取り組みが、まだ地域の方々に浸透していないと感じました。
施設の利用者の方とご家族の方だけでなく、地域の方々にもお役に立てるような事業をできればと、市との協働事業に応募して「認知症カフェ」を開催しようと思いました。
(市 長)
どのくらいの頻度で開催しているのですか。
(翡翠会)
認知症カフェは月2回、第2・4(木曜日)に開催しています。奇数月の第2週は、「あんとんねぇさ~(九十九里地域認知症家族の会)」の開催場所にもなっています。
子ども食堂は昨年は4回、今年は3回の予定です。
(市 長)
認知症カフェには、どういった方が来られますか。
(翡翠会)
認知症の方とそのご家族だけを対象にすると、そうした方々が来づらい雰囲気になってしまいます。
そこで、なるべく地域の方々に広く参加していただき、認知症の方が近くにいたときに、ケアマネジャーや地域包括支援センターの方が関わって、相談に乗れるような環境づくりを進めてきています。
(市 長)
認知症への理解促進は市だけでやろうとしても到底できないので、そうした場を提供していただいていることを非常にありがたく思います。
カフェにはどのようなメニューがあるのですか。
(翡翠会)
日替わり定食やもつ煮込み定食、チャーシュー丼、スイーツなどです。すべて手作りで、喜んで食べていただいています。また、出前講座がある日は、ロコモ予防や糖尿病予防など、テーマに合わせて日替わり定食のメニューも用意しています。
スイーツは、広報紙で募集したボランティアの方と試行錯誤しながら一緒に作っています。
(市 長)
子ども食堂は大網ロータリークラブの協賛なのですね。
(翡翠会)
認知症カフェの集客のためのイベントを考える中で、市になかった「子ども食堂」をやりたいと思いました。
食材費などを独自に捻出するのが難しかったので、大網ロータリークラブさんに相談したところ、快く資金や食材を提供していただくことができました。
(市 長)
参加者の反応はいかがですか。
(翡翠会)
お子さんに感謝の手紙をいただいたこともあります。また、お子さんやご家族が介護の施設に入る機会もなかなかないので、興味をもっていただく一歩になればと思います。
食事を作ってくださるボランティアの方も、子どもたちの喜ぶ顔が励みになるとおっしゃっていただきました。
(市 長)
この活動を通じて、どのような地域にしていきたいですか。
(翡翠会)
ロータリークラブの理念に「職業奉仕」というものがあります。仕事を通じて地域社会の役立つことをして、よい地域にしていこうとするものです。皆が権利を主張するのではなく、それぞれが譲り合い、助け合いながら住みよいまちになればと思います。
(市 長)
市民と一緒に大網白里市をよくしていこうという熱い思いを受け取り、心強く思います。