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あしあと

    鋳銅鰐口(ちゅうどうわにぐち)

    • [公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:254
    <市指定有形文化財 工芸品>
       ・所在地  萱野字下559
       ・所有者  正法寺
       ・年代    室町
       ・指定日  昭和61年4月20日
    鋳銅鰐口(ちゅうどうわにぐち)

    鋳銅鰐口(ちゅうどうわにぐち)
     

    萱野(かやの)正法寺(しょうぼうじ)に室町時代の享禄2年(1529年)に作られたと伝わる、

    銅製の鰐口(わにぐち)がある。

    表面には8葉の蓮華文を中心に、2、3、1条と等間隔に帯線がついている。

    銘文として右に「上総国貳宮壮本納幡大明神常住」と刻まれ、左に製造年と「宇澤定吉作」と刻まれている。

    この銘文によると、鰐口はもともと本納(茂原市)の幡大明神(ばんだいみょうじん)(現 川戸神社)の

    ものであったと推定されるが、これが正法寺に伝わった理由は不明である。