高齢者のための熱中症対策
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熱中症に注意しましょう(高齢者の注意点)
熱中症による救急搬送者の約半数は高齢者です。
高齢者は、暑さに対する感覚機能や体の調節機能が低下しているため、熱中症のリスクが高くなりますので、ご家族や周りの方々も注意を払ってください。

高齢者の特徴
(1)体内の水分が不⾜しがちです。高齢者は若年者より体内の水分量が少ない上、体の老廃物を排出する際にたくさんの尿を必要とします。
(2)暑さに対する感覚機能が低下しています 加齢により、暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなります。
(3)暑さに対する体の調節機能が低下します 高齢者は体に熱がたまりやすく、暑い時には若年者よりも循環器系への負担が大きくなります。

高齢者の熱中症を防ぐポイント
(1)のどの渇きを感じなくても、早め早めにこまめな水分補給を心がけましょう。
(2)「温湿度計」で室内温度をこまめにチェックし、エアコンや扇風機を上手に使用しましょう。
(3)エアコンや扇風機が苦手な人は、設定温度や風向きを調整するなど、工夫してみましょう。
(4)風通しの良い涼しい服装で過ごしましょう。

高齢者の世話をする人が注意する点
(1)体調
受け答えに問題は無いか、食欲はあるか、熱はないか、脇の下、口腔の乾燥具合
(2)具合
体重、血圧の変化、心拍数、体温
(3)環境
世話をする人がいない間の過ごし方、部屋の温度や湿度、風通し、換気、日当たり

参考
高齢者のための熱中症対策
